新横浜駅周辺で車椅子でも安心して宿泊できるバリアフリーホテルをお探しの方へ。この記事を読めば、新横浜駅のバリアフリー状況やアクセス方法、車椅子利用者がホテルを選ぶ際の重要なチェックポイントが明確になります。さらに、安心して泊まれるバリアフリー対応ホテルを5つ厳選してご紹介。あなたにぴったりのホテルが見つかり、快適な新横浜旅行が実現します。
新横浜駅は、東海道新幹線とJR横浜線、横浜市営地下鉄ブルーラインが乗り入れる神奈川県内有数のターミナル駅であり、ビジネスや観光の拠点として多くの人が利用します。近年、駅構内および周辺エリアではバリアフリー化が進められており、車椅子をご利用の方やご高齢の方、小さなお子様連れの方など、誰もが快適に移動できるよう配慮されています。この記事では、特に車椅子をご利用の方が新横浜駅周辺で安心してホテルに宿泊できるよう、駅のバリアフリー設備やアクセス情報について詳しく解説します。
駅構内には、エレベーターやスロープ、多目的トイレ(だれでもトイレ)などが整備されており、主要な移動経路は段差なくスムーズに通行できるよう工夫されています。また、駅周辺の歩道も比較的広く、段差が少ないため、車椅子での移動がしやすい環境と言えるでしょう。これからご紹介するホテルへのアクセスにおいても、これらのバリアフリー設備を把握しておくことで、より安心して目的地へ向かうことができます。
新横浜駅での新幹線とJR横浜線の乗り換えは、車椅子をご利用の方でも比較的スムーズに行えるよう整備されています。最も重要なのは、エレベーターの位置を事前に把握しておくことです。
まず、東海道新幹線のホームから改札階へは、各ホームに設置されているエレベーターを利用します。新幹線改札(中央口、篠原口方面)を出た後、JR横浜線の乗り換え改札へ向かいます。案内表示に従い、横浜線の乗り場を示す方向へ進むと、横浜線ホームへアクセスするためのエレベーターが見つかります。このエレベーターを利用すれば、段差を気にすることなく横浜線の各ホーム(1番線~4番線:八王子方面、5・6番線:東神奈川・横浜・桜木町方面)へ移動できます。
逆に、JR横浜線から新幹線へ乗り換える場合も同様です。横浜線のホームから改札階へエレベーターで上がり、新幹線のりばの案内表示に従って進むと、新幹線改札口に到着します。新幹線改札内に入った後、利用する新幹線のホームへもエレベーターでアクセス可能です。乗り換え通路は比較的広く確保されていますが、時間帯によっては混雑することもあるため、時間に余裕を持った移動を心がけましょう。駅構内の案内所や駅係員に尋ねれば、車椅子での最適な乗り換えルートを丁寧に案内してくれますので、不安な場合は遠慮なく声をかけてみてください。
新横浜駅構内には、車椅子利用者がスムーズに移動できるよう、各所にエレベーターが設置されています。これらのエレベーターは、新幹線、JR横浜線、横浜市営地下鉄ブルーラインの各路線ホームと改札階、そして駅の出入口を結んでいます。
東海道新幹線エリアでは、各プラットホーム(上り・下り)の中央付近に改札階へ通じるエレベーターが設置されています。改札階からさらに地上出口や他の鉄道路線へ向かう際も、エレベーターが利用可能です。
JR横浜線エリアでも、各ホーム(八王子方面、東神奈川方面)に改札階へ連絡するエレベーターが整備されています。これにより、新幹線や地下鉄への乗り換え、駅出口への移動が容易になっています。
横浜市営地下鉄ブルーラインのエリアにおいても、ホーム階から改札階、そして地上出口へと繋がるエレベーターが完備されています。特に地下鉄からJR線や新幹線への乗り換えは、これらのエレベーターを利用することで段差なく移動できます。
駅の主要な出入口(北口、篠原口など)や、駅ビル(キュービックプラザ新横浜など)へのアクセスにもエレベーターが設置されており、駅構内から周辺施設への移動もバリアフリーに対応しています。駅構内の案内図や、各鉄道会社のウェブサイトで詳細なエレベーターの設置場所を確認しておくと、より安心して駅を利用できるでしょう。
新横浜駅周辺で車椅子をご利用の方が安心して快適に宿泊できるホテルを選ぶためには、いくつかの重要なチェックポイントがあります。予約前にこれらの点を確認することで、滞在中のストレスを大幅に軽減できます。ここでは、特に注意して確認すべきポイントを詳しく解説します。
客室内のバリアフリー環境は、滞在の快適さを左右する最も重要な要素の一つです。まず、客室の入口や室内、特にベッドルームからバスルーム、トイレへの動線に段差がないか、もし段差がある場合はスロープなどで解消されているかを確認しましょう。わずかな段差でも車椅子の通行には大きな支障となることがあります。
次に、客室の入口ドアやバスルームのドアの有効幅です。お使いの車椅子の種類(手動、電動など)やサイズによって必要な幅は異なりますが、一般的にJIS規格の標準的な車椅子(幅約70cm)がスムーズに通れるよう、最低でも80cm以上の開口幅が確保されていることが望ましいです。予約時にご自身の車椅子の幅を伝え、確認することをおすすめします。引き戸タイプであれば、開閉スペースも取らずより便利です。
また、ベッド周りのスペースも重要です。ベッドサイドに車椅子を寄せ、スムーズに移乗できる十分なスペースが確保されているか、また、室内で車椅子が無理なく方向転換できる回転スペース(目安として直径150cm程度)があるかどうかも確認ポイントです。家具の配置によっては移動が困難になる場合もあるため、事前に写真や図面で確認できると安心です。机やテーブルの高さが車椅子に座った状態で利用しやすいかどうかも、快適な滞在には欠かせません。
トイレと浴室のバリアフリー設備は、特にプライベートな空間での安心感に直結します。まずトイレについては、便器の両側または片側にL字型や可動式の手すりが設置されているかを確認しましょう。これにより、立ち座りや移乗の際の負担が軽減されます。便座の高さも適切か、温水洗浄便座の操作パネルが車椅子から操作しやすい位置にあるかもチェックポイントです。万が一の事態に備え、非常用呼び出しボタンが手の届く範囲に設置されていると、より安心して利用できます。車椅子で入室し、中で方向転換できるスペースが確保されているか、ドアは引き戸か外開きであると使い勝手が向上します。
浴室に関しては、洗い場と脱衣所の間に段差がないこと、または解消されていることが基本です。洗い場には、シャワーチェアやバスボードの貸し出しがあるか、またその種類やサイズも確認しておくと良いでしょう。浴槽の高さや形状、浴槽内や洗い場での手すりの設置状況も重要です。シャワーヘッドが低い位置で固定できるか、または手持ちで利用しやすいかどうかも確認しましょう。床材が滑りにくい素材であることも安全面で大切です。洗面台については、車椅子に座ったまま膝が入るスペースがカウンター下に確保されているか、鏡が低い位置にもあるか、蛇口が操作しやすい形状であるかなども、快適な利用のためのポイントとなります。ユニットバスか、トイレと浴室が独立したセパレートタイプかも確認しておくと、介助が必要な場合に便利さが異なります。
ホテルに到着してから客室へ、またレストランやその他の共用施設へ移動する際のバリアフリー環境も重要です。まず、ホテルのエントランスやフロント、ロビーに段差がないか、スロープが設置されているかを確認します。スロープがある場合は、その勾配が緩やかで、車椅子で安全に昇降できるかどうかがポイントです。手すりが付いているとより安心です。
館内の移動にはエレベーターが不可欠です。車椅子対応の広さを持つエレベーター(一般的にJIS規格で定められた11人乗り以上、間口80cm以上、奥行き135cm以上が目安)が設置されているかを確認しましょう。エレベーターの操作盤が低い位置にもあるか(車椅子利用者用操作盤)、点字表示や音声案内が付いていると、より多くの方が利用しやすくなります。エレベーターのドアが開いた際に、乗り口の床との段差や隙間が少ないことも、スムーズな乗降のためには重要です。また、エレベーター内に鏡が設置されていると、後方を確認しながら安全に出入りできます。
レストランや宴会場、大浴場(利用可能な場合)など、利用を予定している共用施設へのアクセス経路にも段差がないか、スロープやエレベーターで問題なく移動できるかを確認しておくことが大切です。事前にホテルに問い合わせ、館内のバリアフリーマップなどを提供してもらえると、より具体的に移動のイメージが掴めます。
新横浜駅周辺には、車椅子をご利用の方でも快適に過ごせるバリアフリー対応のホテルが複数あります。ここでは、特に設備が充実しており、安心して宿泊できるホテルを5つ厳選してご紹介します。各ホテルの特徴やバリアフリー設備、アクセス情報を詳しく解説しますので、ホテル選びの参考にしてください。
住所 | 神奈川県横浜市港北区新横浜2-2-12 |
電話 | 045-474-1045 |
HP | 【公式】東横INN新横浜駅前本館 |
UNIP | (準備中)UNIP編集部が独自取材&徹底解説! |
客室 |
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どなたでも便利に利用できるよう設計されたユニバーサルデザインのお部屋です。
住所 | 神奈川県横浜市港北区新横浜2-2-14 |
電話 | 045-470-1045 |
HP | 【公式】東横INN新横浜駅前新館 |
UNIP | (準備中)UNIP編集部が独自取材&徹底解説! |
客室 |
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どなたでも便利に利用できるよう設計されたユニバーサルデザインのお部屋です。
住所 | 神奈川県横浜市港北区新横浜3-17-1 |
電話 | 045-473-4155 |
HP | 【公式】ダイワロイネットホテル新横浜 |
UNIP | (準備中)UNIP編集部が独自取材&徹底解説! |
客室 |
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全ての方に優しいバリアフリー構造のユニバーサルツイン。ベッドルームとワークスペースが程よく独立し、「リラックスと集中」それぞれの時間を大切にできるお部屋です。
住所 | 神奈川県横浜市港北区新横浜二丁目100番地45 |
電話 | 045-475-0011 |
HP | 【公式】ホテルアソシア新横浜 |
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客室 |
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お部屋・バスルーム入口はともに広く大きく、車椅子のお客様にもゆったり、安心してご利用いただけます。また隣のお部屋とはコネクティングが可能ですので、ご家族やご友人の方も安心してお休みいただけます。
住所 | 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目2-11 |
電話 | 045-474-0171 |
HP | 【公式】ベストウェスタンホテルフィーノ新横浜 |
UNIP | (準備中)UNIP編集部が独自取材&徹底解説! |
客室 |
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充実したアメニティ、シモンズ社製ベッドを配置、WiFiを完備したゆったりとした客室ならではの居心地。十分なスペースで、バスルームを含め車椅子でのアクセスも可。ビジネスユースにも最適です。
住所 | 神奈川県横浜市港北区新横浜2-2-9 |
電話 | 045-476-0088 |
HP | 【公式】新横浜SKホテル |
UNIP | (準備中)UNIP編集部が独自取材&徹底解説! |
客室 |
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車椅子の方、ご高齢の方などのお客様により快適にお過ごしいただける機能的なお部屋です。ベッドはセミダブルサイズのベッドが1台です。
住所 | 神奈川県横浜市港北区新横浜3丁目18−1 |
電話 | 045-473-1311 |
HP | 【公式】新横浜国際ホテル |
UNIP | (準備中)UNIP編集部が独自取材&徹底解説! |
客室 |
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段差のないバリアフリールーム。シモンズ社製ベッド
住所 | 神奈川県横浜市港北区新横浜2-15-20 |
電話 | 045-478-1717 |
HP | 【公式】ワシントンR&Bホテル新横浜駅前 |
UNIP | (準備中)UNIP編集部が独自取材&徹底解説! |
客室 |
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バリアフリールームのご予約は、お電話(TEL:045-478-1717)よりお願いいたします。
新横浜駅周辺でのバリアフリーホテル滞在をより安心で快適なものにするためには、事前の準備と持ち物の工夫が欠かせません。ここでは、車椅子をご利用の方が旅行を満喫するために役立つ情報をご紹介します。
普段使い慣れたものに加えて、旅行ならではの視点で持ち物を準備しましょう。万全の準備が、旅先での不安を軽減してくれます。
旅行中の万が一に備え、常備薬や医療機器は必ず手荷物に入れ、日数分の予備も忘れずに準備しましょう。また、体温調節が難しい場合もあるため、着脱しやすい羽織物やひざ掛けなども重宝します。衛生用品として、使い慣れたおむつや尿取りパッド、ウェットティッシュ、消毒ジェルなども多めに持参すると安心です。車椅子用のレインコートやタイヤカバーも、天候や施設によっては必要となるでしょう。
客室のコンセント位置によっては延長コードが役立ちます。また、小物を掛けるのに便利なS字フック、浴室やベッドサイドでの滑り止めマット、筆談が必要な方向けのコミュニケーションボードやアプリも便利です。車椅子のクッション性を高める携帯用クッションや、ちょっとした段差を解消できる小型の携帯スロープ(後述)も検討してみましょう。
荷物は機能別にパッキングし、すぐに取り出したいものはサブバッグにまとめておくのがおすすめです。衣類は圧縮袋を活用するとコンパクトになります。また、万が一の汚損に備え、下着や着替えは少し多めに用意しておくと安心感が違います。事前に宿泊施設へ送れる荷物があるか確認し、活用するのも良いでしょう。
情報収集と手配を早めに行うことで、現地でのトラブルを未然に防ぎ、スムーズな旅行を実現できます。
新幹線や電車を利用する場合、車椅子対応座席や多目的室の予約は早めに行いましょう。特に週末や繁忙期は予約が埋まりやすいため注意が必要です。新横浜駅や目的地での乗り換えルート、エレベーターの場所なども事前に確認しておくと、当日の移動がスムーズになります。必要に応じて、福祉タクシーや介護タクシーの予約も検討しましょう。新横浜駅周辺で手配可能な事業者を事前にリストアップしておくと安心です。
予約したバリアフリールームの設備について、ベッドの高さや種類(電動ベッドの有無など)、浴室の手すりの位置、シャワーチェアの有無などを改めて確認しましょう。食事に関しても、アレルギー対応や刻み食、ソフト食などのリクエストがあれば、事前に伝えておくことが重要です。また、ホテルによっては車椅子やシャワーキャリーなどの貸し出しサービスを行っている場合もあるため、必要なものがあれば問い合わせてみましょう。
旅行中のちょっとした段差や、施設のバリアフリー設備が不十分な場合に備えて、介助用具のレンタルサービスを活用するのも一つの方法です。
旅行中の万が一の事態に備え、かかりつけ医の連絡先、緊急連絡先リスト、健康保険証、障害者手帳などは必ず携帯しましょう。また、宿泊するホテルの住所や電話番号、最寄りの病院の情報も控えておくと安心です。体調に不安がある場合は、無理のない旅程を組むことが最も重要です。
新横浜駅周辺には、車椅子をご利用の方でも安心して宿泊できるバリアフリー対応ホテルが複数存在します。本記事でご紹介した客室の設備や館内移動のポイント、駅のバリアフリー情報を参考に、ご自身のニーズに合った宿をお選びください。事前にしっかりと情報収集し、必要であれば「楽ドラ」のようなサービスも活用することで、新横浜での滞在がより快適で思い出深いものとなるでしょう。
田村昌士
私は株式会社タスクの代表取締役です。2016年12月に、下肢が不自由な方々も運転できる手動運転装置や左アクセル付きのレンタカー「タスクレンタカー」をリリースしました。2022年からは、旅行者や観光事業者からの相談に応じる「ひょうごユニバーサルツーリズムコンシェルジュ」としても活動しています。また、本サイト「ユニップ」は、「泊まれるホテルを探すのではなく、泊まりたいホテルを探す!」というコンセプトのもとに誕生しました。ユニップが、誰もが「いつでも、自由に、安心して」旅行をより楽しめる環境整備の一助となれば幸いです。
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